週末を利用して、私が所属している三旗塾主宰の2泊3日の香港研修に参加してきました。

2度目の香港ではありますが、現地の病院を見学することは初めてなのでとても楽しみな内容です。

参加者16名が4班に分かれてそれぞれの施設で研修をします。

私の班は香港の上環にある大学の分院での研修となりました。

入り口はこんな感じ。

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入ってすぐの壁には、勤務されている中医師の名前と顔写真、略歴の一覧が貼られています。

中国では、鍼灸師は日本での医師と同じ資格になります。

なので、専門科や担当科目、等級制度などが導入されていて、2級から高級、修士・博士などとてもシビアな分類がされています。

この施設では、大学の医師たちが担当曜日制により交代で勤務されているようです。

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担当してくださった医師の問診室。

「中医師」と明記され、専門科が「針灸科」となっています。

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施術室はこんな感じ。

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ペーパーシーツが敷かれていることには感動しました。

衛生観念がしっかりとされていることが伺えます。

私が留学している頃には考えられない状況です。

とはいえ、もう十数年も前なので・・・追求は無しにします。いい時代になりました。


いまは春節の時期なので患者数は少ないですが、多い時で30~40人程度が治療を受けるようです。

ひとりでこの人数を診ることはとても体力のいることなので驚きました。

そして、ほとんどの患者が、外国人である私たち研修生の見学を許可してくださったことが嬉しかったです。

医師もそうですが、患者自身もこうした状況に慣れていることが教育要項の差なのだなと感じます。

その中のお一人が、医師に対し「日本でも鍼灸をやっているのか。技術は大丈夫なのか。」と素朴な疑問をぶつけていました。

その問いに対し「日本にも長い鍼灸の歴史があって、日本人は私たちと同じくらい高い水準の知識と技術があるのよ。」と答えてくださいました。

ほんの数分前に初めて会った外国人に対し、そこまでの信頼と寛容を示していただけたことに心から感謝しました。

日本でも現場実習が義務化されるのでこの姿勢は学ぶものがあります。

短い時間ではありましたが、懐かしい気持ちにもなったりと貴重な時間になりました。

定期的にこういった研修はしないといけませんね。












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週末を利用して所属している三旗塾主宰の香港研修に参加してきました。

中華圏では、旧正月である春節の時期に在りました。

今年の春節は、本日、2月16日です。

なので空港や街中も春節のお祝いムードで高まっていました。

こんな感じ。

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こんな感じも。

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こんな感じまで。

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研修のマネジメントをしてくださった載先生は、「この時期に一緒に過ごすということは、家族や親戚と同じくらい大事な人という意味があります。」とまでおっしゃって下さり、私たちを歓迎してくださいました。

内容につきましては後日、掲載します。

まずは、

新年快楽!!



おまけ)飛行機の中から見えた富士山。

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週末に、全日本鍼灸学会の学術大会に参加してきました。

場所は、日本の最高学府東京大学です。

赤門です。いつみても威風堂々。

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大会テーマは、6年前になされた「東京宣言」の流れを汲み「世界に誇る日本鍼灸」です。

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中医派の私としては、最新の情報と受け継がれてきた伝統が一堂に会するまたとない機会です。

治療とは何か、効果とは何か、病とは何かをあらためて考えさせられました。

日本だけでなく、世界の風潮が変わっても、目の前に座る患者の抱える不安は変わることはありません。

そこに対し、鍼灸師として出来ることがこれからも増えていくように。

また、できない事や苦手な事を他の医療従事者と共に解決できるような未来にしていきたいです。


今回の学会には、東京メディカル・スポーツ専門学校の学生も参加していました。

ここで出席の確認をしていました。

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私もついでに点呼してもらいました。先生方、お世話になりました。

もしかすると、彼らにとってこれが最初で最後の学会参加になるかも・・・と不穏な事を考えたりもしますが、これを機に、学びを新たにしてもらえたら嬉しいです。


安田講堂。やっと中に入ることが出来ました。

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2階からはこんな感じ。

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演台はこんな感じ。

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土日ということもあり、弓道部の学生が試合をしていたり、他の学会が開催されていたり、芝生では親子連れがピクニックをしていたりと様々な模様をみることができました。

図らずもキャンパス内を散策することができたことは、キャンパスライフが未消化な私にはありがたい時間でした。

地域や世界とつながる場所が学校だなんて、なんて素敵で有意義なんだろうと感激です。

来年は大阪大会です。

今から、おいしいものリストと神社仏閣リストを検討しています。



入梅が宣言されたと同時に夏日がやってきました。

毎年この時期になると、夏って暑かったな。と思い出します。

先週末は治療院をお休みし、全日本鍼灸学会の学術大会へ参加してきました。

今年は北海道の札幌です。高校以来の北海道にちょっとだけウキウキです。


会場は、札幌コンベンションセンター。利用しやすくて最高でした!

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大会テーマ「これからの日本の医療を担う鍼灸」とあるように、これからの鍼灸師がどうあるべきかが示されました。

その中でも、地域社会・他業種・他医療との連携について多くの提案があり、開業鍼灸師としての在り方を再考する機会となりました。

現代医学では、診療科目の細分化が止まりません。

「冷症外来」「頭痛外来」「バレエ外来」「息さわやか外来」などなど、分野は多岐にわたります。

症状はあるけど、どの科にかかればいいのかわからない・・・というニーズに応えるもので非常にわかりやすく、どの科もスペシャリストがそろっています。

その反面。プライマリケアの重要性も大きく叫ばれており、総合診療科の設置も増えています。

利用者が今抱えているトラブルを早期発見・早期解決するための手段は選ぶことができませんね。


鍼灸院も同じような傾向にあります。

肩こり腰痛、美容やスポーツなど専門性を謳う治療院が増える反面、年齢・性別・疾患を問わない治療院も健在です。

鍼灸を受診することに二の足を踏む方の中には、どのような疾患に鍼灸治療が適応するのかがわからないという意見があります。

その場合には、きちんと治療科目を提示する方が優しい対応です。

しかし、法律では、看板など公共の目に触れる場では「専門性を謳ってはいけない。」と決められています。

医療系の国家資格を持つ鍼灸師が堂々と専門性を提示できないのはおかしいとして、この在り方も変えようという動きがあります。

医師と違い「専門鍼灸師」「認定鍼灸師」という制度が曖昧なため、抜本的な制度の見直しが急がれてますね。


とはいえ、年間約5000人もの鍼灸師が誕生しています。

その技術と知識の差も徐々に問題視され、質の悪化が懸念されています。

受け継がれてきた伝統を絶やさないように、時代に合わせた治療家が育っていくといいですね。



と。久々にまじめな話題でした~

学会の空き時間に札幌の街を散策です。


お馴染み時計台。開館時間は過ぎていても周囲にはまだ観光客でいっぱいでした。

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テレビ塔。5:55。ゆるキャラも活躍中。

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円山動物園のシロクマ(母)食後のお昼寝。子供たちも元気いっぱいでした~人だかりで写真が撮れなかった・・・

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合間合間で札幌を楽しむこともできていい日々でした。

来年は東京大会。東京大学が会場です。

こういう機会でもないと県外に行かないので、できれば地方でやって欲しいなと思うのでした。


久々の投稿です。

なにかとバタバタしていた11月も終え、もっとバタバタしそうな12月になりました。

無事に年の瀬を迎えられるように、大事に過ごしたいですね。



前回からの続きです。(前回の記事はこちら


認知症にはいくつかの種類がありますが、主として以下の4つが挙げられます。

・アルツハイマー型認知症
・脳血管型認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症


このうち約60%はアルツハイマー型認知症、約20%は脳血管型認知症が原因とされています。

それぞれの原因により症状やケアの方法が異なってくるので種類を把握して適切に対応していかないといけません。


認知症の主な症状には、中核症状周辺症状があります。

中核症状とは、脳神経細胞が破壊されることによって現れる症状です。

認知症の方には必ず現れるとされている症状です。

・記憶障害(古い過去の記憶はよく残るが直前に起きたことを忘れる。、症状が進行すると過去の記憶も失われる。)
・見当識障害(判断力の低下、時間・場所・名前などが分からなくなる。)


周辺症状とは、中核症状以外にも“周辺”として起こる症状です。

妄想、幻覚、暴言・暴力、徘徊などといった症状やうつ・不安感・無気力といった感情障害が起こる場合もあります。

現れる症状には個体差が大きく、性格・環境・人間関係などにより起きやすくなる傾向があります。

また、接する人・ものや時間によっても大きく変わります。



世界中の医療機関・研究機関で認知症に対する治療法を模索しています。

中国でも、鍼灸大学などがさまざまな治効理論を提唱しています。

その中で、天津中医薬大学の韓先生は、認知症の発症機序は「三焦気化失調」によると考えられています。

この理論で開発した治療法「三焦気化針法(益気調血、扶本培元)」と漢方薬「黄地散」の補助作用について血管性認知症、アルツハイマ-型認知症を対象に研究を続けられています。

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公開講座では、理論形態をみっちりと講義していただき、実技供覧では被験者の声を聴くことができます。

三焦気化針法は予てより治療法に三焦の意義を考えていた私にヒントをくれた理論でもあります。

認知症だけでなく、幅広い疾患に対応できるため毎回参加していても新たな発見があります。

これからやってくる社会に対応できるように鍼灸師としてなにができるのか対策をしておかなければいけませんね。



プロフィール

nijiiro acu

Author:nijiiro acu
神奈川県鎌倉市在住。
はり師、きゅう師、
あん摩マッサージ指圧師。
鍼灸と東洋医学が大好きです。
地域医療や鍼灸の普及に貢献できますように。

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