今回は、北海道出張の合間にめぐってきました。
札幌市内はバスや地下鉄、市電などが整備されていて、移動が便利でした。
3駅くらいの区間であれば徒歩でもいけそうです。
北海道神宮(
HP)


「蝦夷地」から「北海道」と名付けられた明治2年に、明治天皇のお言葉により北海道の開拓・発展の守護神として祀られました。
大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々(開拓三神)が鎮斎されています。
円山公園内にあり、太く大きな木々に囲まれた境内は落ち着いていて、そこらじゅうに開拓民の作り上げてきた形がみえます。
お参りの日はちょうど例大祭の準備がされていて、屋台の設置や飾りつけで賑やかでした。
ご朱印は社務所でいただきます。
真新しい綺麗な社務所で公園内をウロウロ迷って疲れた身体を癒してくれます。
飛行機の疲れやちょっとした緊張もありましたが、神宮を出る事にはすっきりしていました。
で、さらに。
帰りの飛行機まで時間があったので北海道大学を散策。
実は憧れだったキャンパス。
鍼灸師科があったらぜったいにここに通ってましたよ!!
クラーク博士。よくガイドブックでみるポージングの像は別の場所です。

新渡戸稲造博士。お名前に衝撃を受けた小学校時代。この像とはばっちり目が合います。

ポプラ並木。名所になっています。

草原。っぽくなっているキャンパス。
ベンチもそここにあって読書をしたりランチしたり楽しんでいます。
バーベキュー場もあって学生がわいわいしてました。青春です。
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入梅が宣言されたと同時に夏日がやってきました。
毎年この時期になると、夏って暑かったな。と思い出します。
先週末は治療院をお休みし、全日本鍼灸学会の学術大会へ参加してきました。
今年は北海道の札幌です。高校以来の北海道にちょっとだけウキウキです。
会場は、札幌コンベンションセンター。利用しやすくて最高でした!

大会テーマ「これからの日本の医療を担う鍼灸」とあるように、これからの鍼灸師がどうあるべきかが示されました。
その中でも、地域社会・他業種・他医療との連携について多くの提案があり、開業鍼灸師としての在り方を再考する機会となりました。
現代医学では、診療科目の細分化が止まりません。
「冷症外来」「頭痛外来」「バレエ外来」「息さわやか外来」などなど、分野は多岐にわたります。
症状はあるけど、どの科にかかればいいのかわからない・・・というニーズに応えるもので非常にわかりやすく、どの科もスペシャリストがそろっています。
その反面。プライマリケアの重要性も大きく叫ばれており、総合診療科の設置も増えています。
利用者が今抱えているトラブルを早期発見・早期解決するための手段は選ぶことができませんね。
鍼灸院も同じような傾向にあります。
肩こり腰痛、美容やスポーツなど専門性を謳う治療院が増える反面、年齢・性別・疾患を問わない治療院も健在です。
鍼灸を受診することに二の足を踏む方の中には、どのような疾患に鍼灸治療が適応するのかがわからないという意見があります。
その場合には、きちんと治療科目を提示する方が優しい対応です。
しかし、法律では、看板など公共の目に触れる場では「専門性を謳ってはいけない。」と決められています。
医療系の国家資格を持つ鍼灸師が堂々と専門性を提示できないのはおかしいとして、この在り方も変えようという動きがあります。
医師と違い「専門鍼灸師」「認定鍼灸師」という制度が曖昧なため、抜本的な制度の見直しが急がれてますね。
とはいえ、年間約5000人もの鍼灸師が誕生しています。
その技術と知識の差も徐々に問題視され、質の悪化が懸念されています。
受け継がれてきた伝統を絶やさないように、時代に合わせた治療家が育っていくといいですね。
と。久々にまじめな話題でした~
学会の空き時間に札幌の街を散策です。
お馴染み時計台。開館時間は過ぎていても周囲にはまだ観光客でいっぱいでした。

テレビ塔。5:55。ゆるキャラも活躍中。

円山動物園のシロクマ(母)食後のお昼寝。子供たちも元気いっぱいでした~人だかりで写真が撮れなかった・・・

合間合間で札幌を楽しむこともできていい日々でした。
来年は東京大会。東京大学が会場です。
こういう機会でもないと県外に行かないので、できれば地方でやって欲しいなと思うのでした。